最新版 初心者も安心、プロが教える漢検2級合格法。

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みなさん、こんにちは。みなちかです。

本日は、『漢検2級合格法』についての記事を書いていきたいと思います。

プロ目線の合格術なのでこの通りやれば短時間で必ず合格できます。頑張ってください!

最新版 初心者も安心、プロが教える漢検2級合格法。

勉強を始める前にテキストが必要です。初心者におすすめはこの2冊。

【まずは基礎力をつける1冊】

漢検2級漢字学習ステップ 改訂3版/日本漢字能力検定協会/日本漢字能力検定協会

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【基礎力をつけたら実力をつける1冊】

漢検2級過去問題集 2019年度版 /日本漢字能力検定協会/日本漢字能力検定協会

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上記2冊だけでも合格する可能性は十分ありますが、余力があればもう1冊やったほうが良いでしょう。2級以上は質も大切ですが、量をこなして漢字にたくさん慣れることが必要です。

勉強する前に知っておいてほしいこと

漢検2級に挑戦するならば、前提として漢検準2級を持っていることが望ましいと思います。当たり前ですが、2級の問題は準2級を持っているという前提で作成されています。ですから、準2級を持っているかまたは、準2級に楽に受かるレベルで無いと厳しいと言わざるを得ません。

下記の画像をご覧ください。平成30年度(2018年度)第3回の漢検受験データです。

引用:平成30年度(2018年度)第3回 受験データ 日本漢字能力検定協会

準2級の合格率は約22%です。10人受けたうち約2人しかは合格しない計算です。『合格は甘くないんだ』とわかっていただけたら合格への道が開かれます。

ちなみに漢検は試験時間がかぶらない級ならば複数受検も可能です。まだ、準2級を持っていない方は2級と準2級のように2つ受けると良いと思います。(勉強が大変ですが)

準2級の学習法はこちら ↓

それともう一つ。漢検の受検に関してはあまり急ぐ必要はありません。理由は、

  1. まぐれやギリギリでその級に受かったとしても次の級に進むときにしんどい。
  2. 積み上げもないし、取りこぼしも多発するので単純に実力が付かない。
  3. 難しすぎて勉強の途中で飽きてしまう(諦めてしまう)可能性がある。
  4. 1年に1回の入試などと違って、年に3回程度受けられる機会がある。(急ぐ必要は無い)

しっかり勉強して、自分の実力よりちょっと上くらいの級を受けるのがちょうどいいと思います。

▼漢検採点の対象:筆画を正しく、明確に書かれた字を採点の対象とし、くずした字や、乱雑に書かれた字は採点の対象外とする。

▼2級合格基準と合格率:200点満点中160点以上で合格

漢検の説明には合格点は満点の80%『程度』で合格と書いてありますが、これまでの塾生達の結果を見る限り160点取れていれば100%合格しています。逆に159点で受かっている塾生はこれまで1人もいませんでした。合格するには確実に160点以上取る必要があります。

▼2級出題範囲と出題内容

引用: 各級の出題内容と審査基準  日本漢字能力検定協会

典拠のある四字熟語とは、「史記」・「孟子」・「韓非子」などの歴史書にその四字熟語のもとになる話が載っている 四字熟語ということになります。 例えば、『臥薪嘗胆』という四字熟語は史記の話を元にして作られたものです。

以上、大切な所だけピックアップしました。是非理解しておいてください。

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漢字学習ステップを軸に使った2級合格勉強法

いよいよ勉強に入ります。

テキスト使って学習していくことになりますが、漢字は基本的に暗記をしていく分野ですので誰かに教えてもらう必要はあまりありません。

しかし、上記のテキストもそうなのですが、漢検のテキストは『答え』に解説が載っていないものがほとんどです。

ですので、読み方だったり、意味だったり、どうしてもわからないことがあればググって調べるのがおすすめです。人に聞くよりそっちの方が早かったりします。

勉強① 勉強期間と時間の設定

まずは、この1冊をどのように終了させるかを決めます。しっかりと合格をものにするのであれば準備期間として最低1か月は欲しいところです。

学習時間は1日最低3時間です。1か月で『3時間×30日=90時間』を漢検の最低学習時間(テキストが終わらなければさらに増えます)として確保してください。そして1日に最低15ページをこなしていきます。1ページは約10分と考えています。

テキストは20日間くらいで一通りサッと終わらせて残りの10日間はひたすらできない漢字を練習したり、意味調べをしたり、深い知識を身につけましょう。浅い知識だけでは合格基準の80%取ることは難しいでしょう。

過去問のテキストは間違えたところの直しや調べたりする時間を含めると割と時間が必要になります。過去問のテキストに入ったら+30分、1日の学習時間を増やすとよいでしょう。

▼2級勉強時間の設定まとめ

  • 勉強期間は1か月(30日)
  • 1日当たりの勉強時間は180分(3時間)途中休憩は1回
  • 1日につき最低15ページ終了(できるならもっとやっても良い)
  • 1ページは答え合わせも含めて10分以内で終える(できればタイムを計る)
  • 15ページ×10分=150分になる。残り30分はやり直しや意味調べに充てる
  • 過去問のテキストに入ったら学習時間を+30分する

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勉強② 具体的な勉強のやり方 

基本的なやり方は準2級と同じです。準2級の記事をすでに見た方は飛ばして構いません。初めて私の記事を見る方は是非最後までお読みください。

▼新出漢字の学習法

各ステップの最初のページには新出漢字が出ています。このページはテキストに練習スペースが無いのでノートを1冊用意して必ずそこに練習します。

問題がないからと言って間違ってもこのページを飛ばすことがないようにしてください。

ここのページをきちんとやるかどうかがが合否の分かれ目になります。

  • 新出漢字の読みと部首を覚える。特に新出漢字の部首はテストに出やすいぞ。
  • 必ずその漢字の意味を確認する。漢字の意味を知ると連想して覚えやすくなる。
  • 用例の読みが全部言えるか確認する。
  • 筆順通りにノートに3回書いてみる。

ここまでで10分です。頑張ってください。

▼読み・書き問題の学習法

まずは自分で何も見ずに書いてみましょう。
書けなかった漢字は必ず『読みと書きセットで』最低3回ずつノートに練習しましょう。

漢検の配点は『読みは1問につき1点、書きは2点』です。読みが出来ても書きが出来ないと合格できませんのでしっかり練習しましょう。

▼対義語・類義語の学習法

対義語は反対の意味の語、類義語は似ている意味の語という意味なので、問題集に出てきて意味の分からない語は必ず後で調べて、その意味をノートにメモしておきましょう。

▼同音・同訓異字の学習法

同音・同訓異字の問題は『次の文中に間違って使われている同じ読みの漢字が1字ある。上に誤字を下に正しい漢字を書きなさい。』のような問題で出ます。これは割と出題パターンが決まっている箇所なので問題集を1冊やり切ればほとんどのパターンは頭に入るはずです。

▼四字熟語・熟字訓・当て字

ネットのまとめサイトなんかを見ると四字熟語はたくさんありますが、それをする必要はありません。テキストに出てきているもので8割がた大丈夫です。ただし、意味の分からない四字熟語は必ず意味調べをしてください。熟字訓や当て字も四字熟語と同じ勉強法で大丈夫です。

四字熟語は典拠のある四字熟語がたくさん出てきます。できればその話も一緒におさえておくと記憶の助けになるでしょう。

▼熟語の構成の学習法

  • 同じような意味の漢字を重ねたもの(岩石など)⇒意味の似ている漢字2つ
  • 反対または対応の意味をあらわす 漢字を重ねたもの (高低など)⇒意味が反対の漢字2つ
  • 上の字が下の字を修飾しているもの(洋画など)⇒洋画=『西洋の画』意味する(上の字を先に読む)
  • 下の字が上の字の目的語・補語になっているもの(着席など)⇒着席=席に着く(下の字を先に読む) 目的語は『~を、~に』が付く言葉
  • 上の字が下の字の意味を打ち消すもの(非常)⇒非常=常にあらず 『不・非・未・無』が付く語です。

漢字の意味が分かれば簡単です。わからない漢字は調べましょう。

最後に

2級の学習で1番多いパターンは、勉強やり始めて3日くらいで飽きてしまうパターンです。理由はいくつかありますが、やはり『難易度が高いということ』や画数も多い漢字もたくさん出てきますので、とにかく『練習が面倒くさい』という理由が大半です。

しかし、検定試験は入試の内申に大きく影響しますので大変ですが合格した場合は有利になります。1か月間修行のつもりで頑張ってみたら良いかと思います。

この問題集を2冊終わった後に時間が余るようならもう1冊問題集を準備すると良いと思います。2冊が完璧に終われば相当な力がついているはずなので実践系の問題集が良いと思います。

漢検は資格です。資格は大人になっても色々な場面で役に立つので絶対取っておいて損はありません。2級ならばアルバイトや就職にも有利に働くはずです。

読者のみなさんの健闘を祈ります。

では、また。

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