中学受験の基礎知識(簡単解説)うちの子は中学受験できるの?

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みなさん、こんにちは。みなちかです。

今日は、中学受験についての基礎知識を書いていこうと思います。

予めお伝えしておきます。今回のブログは、中学受験をこれから考えようというかた目線です。 すでに、中学受験を決めているかたにはあまり参考にならないかもしれません。

特に以下の方のような疑問をお持ちになっているかた向けに書いております。

  • 中学受験が流行ってるみたいだけどそれって何なの?
  • 中学受験の仕組みがどんなものか全くわからない。
  • うちの子は中学受験は出来るのかしら?
  • どのくらい頭が良ければ中学受験て出来るの?
  • 中学受験は塾に通わないと無理なの?通う場合のざっくりとした費用は?
  • 中学に入った場合の費用は?

こんな感じの悩みにお答えしていきます!

中学受験の基礎知識

中学受験の仕組み

中学受験はその言葉の通り、中学を受験して合格すればその中学校に通えることを意味します。通常の中学校であれば、義務教育ですので、受験することなく地元の公立中学校に誰もが進学することが出来ます。

中学受験は小学校の義務教育課程を修了(または修了予定)していれば基本的に誰でも行うことが出来ます。

中学受験のメリット

何故、わざわざ中学受験をするのか。それなりのメリットがあるからです。

  • 基本的に中・高一貫教育なので高校受験をする必要がない
  • 学校によっては内部進学があるので大学受験も必要ない
  • 通常の公立高校では行わない特別なプログラムで授業を行うところが多い
  • レベルの高い生徒が自然と集まるので学習に関する意欲が高まる
  • 大学の付属校では関連校との交流が盛んに行われる場合が多い
  • 高2までに高校課程を終えるカリキュラムで大学受験では有利に働く
  • 大学受験に必要な知識・テクニックを蓄積している学校が多い
  • 高偏差値の大学に行ける可能性が高くなる

他にもありますが、基本的に学習環境面においては通常の公立中学校に進学するよりも入学後に良い結果を期待できる可能性が高いと言えます。

中学受験の問題点

もちろん、中学受験はメリットだけではありません。それなりに問題点も含んでいます。

  • 受験のための準備が長期間必要、かつ膨大な量の学習も必要
  • 高校に比べて中学校の人気校の倍率が圧倒的に高すぎる
  • 保護者もお子さんも心身に大きなプレッシャーやストレスを抱えることがある
  • 夏季休暇などの長期休暇中、連日朝から晩まで学習塾で学習漬けという者も多い
  • 受験したすべての学校が不合格という最悪の結果がおこりえる
  • 塾に入ると費用が膨大にかかる(6年生で平均年間100万前後必要)
  • 私立中学校の学費は公立中学校に比べ高額になる(学校によって異なる)

中学受験に全部失敗しても公立中学校に進むことが出来ます。いわゆる、『滑り止め』は誰にでも確保されているので、落ちても大丈夫じゃないかと思いがちのかたもいるかもしれません。

しかし、いざ受験勉強を本格的に始めると多くの生徒が『地元の公立中学校には行きたくない』という気持ちが高まってきてしまいます。

小学生の時期は、精神的にまだ不安定な生徒も多く、思い込みや、色々なことを信じ込みやすい年齢でもあります。本人がその気になると、それしか見えないということも多々あります。ですから志望校が全部落ちたときのショックは想像を絶するものになる場合もあります。

保護者も受験勉強中のお子さんのケアにはかなり気を遣うはずです。特に倍率の高い中学校を受検する場合のプレッシャーは保護者の方も相当感じるはずです。

中学受験の種類と合格可能性(倍率)

受検する中学校の種類は公立中学校私立中学校の2種類があります。中学校によってレベルが違いますが、一般的に高校の偏差値が高い学校ほど中学校の難易度も高くなります

公立中学校

まずは、こちらをご覧ください。埼玉県さいたま市で人気のある市立浦和中学校の入試情報(抜粋)です。市立浦和高校の合格可能性80%偏差値は68.5で埼玉県でも有数の進学校です。

偏差値がよくわからない方は、中学校の通知表で5教科ほぼオール5に近い成績の生徒が行く高校だと思ってもらえればと思います。

引用:さいたま市立浦和中学校ホームページより抜粋  http://www.m-urawa.ed.jp/

募集生徒数は男女合わせて80名だけです。それに対して実際の受験者は675名ですので倍率は8.44倍ということになっています。要は、約8人に1人しか受からないということです。8人のうち7人は不合格です。

高校の倍率で2倍を超える高校はほとんどないので、異常ともいえる倍率になります。ですから、入るためには相当な努力が必然となるわけです。

なお、公立中学校は1次試験の他に2次試験があるところが多いと思います。 市立浦和中学校 の場合は1次試験は学校独自の算数・国語・理科・社会の筆記試験(普通の小学生では時間内に全部解けません)

2次試験は集団面接です。面接と言っても、机に座っている大人が子供に話しかけるような普通の面接とは大違いです。

例えば、1次合格の子供達をいくつかのグループに分けて、それぞれのグループに『ある課題』を通達します。その課題を達成するために子供達がグループで話し合いをし、どんなことをして達成していくのかを面接官たちが観察し、点数化していきます。

ちなみに、当たり前ですが面接官は生徒達にヒントは一切出しません。

2次試験は、リーダーシップをとれるような生徒や、頭の回転が早く、課題に対してダイレクトに動けている生徒が合格します。『行動力』が鍵ですね。

勉強だけやって知識だけ大量に持っていても、おとなしく、発言能力が弱い生徒は、この学校はなかなか受からなかったりします。

私立中学校

私立高校はさいたま市にある『大宮開成中学校』のデータをお借りしています。高校の偏差値は63~69くらいです(私立高校はコースによって偏差値が大きく変わります)

公立中学に比べて倍率が低いことが分かると思います。公立中学校は基本的に1発入試ですが、私立中学校は1回目の入試で落ちても複数日程で受験できる学校も多くあります。

引用:大宮開成中学・高等学校データより抜粋  http://www.omiyakaisei.jp/

倍率は約1.3倍です。合格人数が公立中学校よりも断然多いですね。

公立中学校は、基本的に合格した場合、ほとんど皆そこに行くので、たくさんの合格者を出す必要がありませんが、私立中学校は他の学校に行ってしまうと入学者が減ってしまうので予め多くの合格者を出す必要があります。

公立中学校に比べて学費の高い私立中学校は公立中学校の滑り止めとして受けている受験生が多いという現状もあります。

私立高校は基本的に筆記試験だけの学校がほとんどですので、公立中学校のような2次試験が苦手な生徒はこちらの方が入りやすいと言えるでしょう。

中学受験を考えることが出来るレベル

どのくらいのレベルならば中学受験を考えてよいのでしょう。

中学受験といってもレベルはピンキリです。入るのに難しいところもあれば、そうでないところもあります。しかし、中学受験の目的の多くは、より良い学習環境の獲得に他なりません。地元の公立中学校と同レベル程度の中学受験に意味があるのかは疑問です。

埼玉県のとある地域には、小学校6年生の約3~4割が受験するような地域があります。勿論全員が志望校に入れるわけではないので、地元の中学校に進むことになるのですが、その影響で、地元の中学校のレベルも恐ろしく高くなっています。そのような中学校に進めるのであれば、下位の中学受験をする必要もないと言えるでしょう。

受験する権利は誰にもあります。しかし、中学受験の入試問題を1度でも見てもらえればすぐにわかりますが、普通の小学校の勉強が出来るレベルでは話にならないと言わざるを得ません。

  • 学校の授業が余裕で理解できている
  • 学校のテストはいつもほぼ100点
  • 算数・国語・理科・社会どれも得意
  • 自主学習の癖がついている
  • 難しい問題にも挑戦しようという気がある
  • 勉強を優先順位の最上位に持っていける
  • 勉強することが好き

上記のような条件にすべて当てはまるならば受験を考えてもいいかもしれません。

学校の教科書レベルの問題で躓きが出るようなレベルだと公立中学校や、特に上位の中学受験はきついと思います。

中学受験の費用

中学受験をする際に、自分一人で学習できるかというと『相当難しい』と言わざるを得ません。保護者の方が中学受験経験者であったり、勉強を教えられるレベルであれば可能かもしれませんが、ほとんどの方は塾を考える必要があるでしょう。

勉強を始めてみればわかりますが、ざっくりいうとわからないことだらけです。小学校では教えてくれない面積図や線分図、つるかめ算など応用問題のオンパレードです。小学校の先生に聞いてもおそらく答えられないであろう問題がたくさんあります。それだけ中学受験の問題は特殊です。

塾の費用としては小5で年間およそ70万円、小6でおよそ100万円です。塾によっては150万円に達するところもあります。塾によって違いがあるので詳しくは各塾でお調べください。しかし、これだけ払っても合格出来るかどうかは保証されていません。

受験する際も受験料がかかります。合格後も私立中学校では初年度年間100万円程度の学費はかかります。

100万円が高いか妥当かの判断は各ご家庭でご判断ください。

最後に

最後に私自身の中学受験に対する判断をしたいと思います。

私自身は、現在の経営している学習塾で中学受験を扱っていません。ですが、今の塾を経営する前まではずっと中学受験を教えていました。指導歴は15年くらいです。算数・国語・理科・社会の全科目を教えてきています。

それを踏まえた上で、私みなちかは、中学受験をおすすめしておりません

勿論、中学受験の良さは十分熟知しているつもりです。しかし、その大変さや過酷さなども十分に熟知しています。

中学受験は半数以上の生徒が子供らしさを失いながら、無理をして、背伸びをして受験することになります。それが後に生きるという声もあります。しかし、時代は変わってきています。子供達が子供達らしく生きる道の方が将来のために役に立つ可能性も大いにあります。

この辺の詳しい記事は別記事にて書く予定です。機会があれば読んでみてください。

今日の記事が何かの参考になれば幸いです。

では、また。

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