塾講師の仕事 アルバイトで更なる時給アップを目指す方法

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みなさん、こんにちは。みなちかです。

前回書いた、『 塾講師のアルバイトに向いてる人向いていない人 』の記事を多くの方が見てくれました。ありがとうございますm(_ _)m

今回はアルバイト塾講師のお仕事についてお話をしたいと思います。

  • 塾の先生ってどんな仕事をするの?
  • 塾の先生って教えるだけでいいんじゃないの?
  • 塾の先生って割と時給が高いのは何故?何かめんどくさいの?
  • 更なる時給アップを狙うための方法は?

こんな疑問に答えていきたいと思います。

塾講師の仕事

一般的な大手学習塾の先生達の仕事

塾の先生は立場(役職)によってやることが大きく違います。勿論どの立場の人も全員『先生』ですので『授業』は行いますが、その違いを知っておくと色々と便利だと思います。

専任講師(主に社員)

まず、塾を支える社員がいます。社員の根本的な仕事は『塾を大きくするために生徒をたくさん集めること』です。『授業』はそのための手段の一つになります。当たり前ですが、生徒を集めて利益を出さなければ皆の給料も払えませんし、生き残っていけませんのでそのために様々な仕事をします。授業以外には主な仕事として大体以下のような仕事があります。

  • 新規教室の展開のプロジェクト
  • 既存の教室の売り上げ調査及び売り上げが低い教室のテコ入れ
  • 広告や教室のイベント告知
  • 塾生・保護者との面談、進路相談
  • 入試や定期テストの研究、各学校の入試説明会への出席
  • 生徒を呼べる授業の研究
  • 教室の清掃や事務仕事

他にも各学習塾によって仕事はありますが、おおよそこんな感じです。専任の先生の仕事は、授業以外に実はたくさんあります。知らない人も多いかもしれませんね。

準専任講師(アルバイト・パート・派遣)

準専任講師は専任講師ほど時間的な拘束や責任がありません。この制度を扱っている学習塾にもよりますが、専任講師が8~10時間の勤務であることに対して、準専任講師は5~6時間の勤務が一般的です。(この制度を取っていない学習塾も多くあると思います)

勿論、専任講師より給料は低いですし、ボーナスも出ない場合がほとんどです。昼間に他の仕事や資格の勉強をしていたり、将来専任講師を目指す人がこの立場を使う場合もあります。給与の形態は時給ではなく日給形式のこともあります。授業以外の仕事は主に上記専任講師の手伝いになります。

ただし、責任が重くのしかかるような仕事は基本的に行わないことが普通です。何か大きなトラブルがあった時にすべてを対処できないからですね。

優秀な準専任講師は専任講師への道が開かれる場合も多くあります。

時間講師(アルバイト)

主に学生で構成されるのが時間講師です。時間講師ですので時給が発生するのですが気をつけなければいけないポイントがいくつかあります。これから塾でアルバイトをしようと思っている方は是非注意してください。そして更なる時給アップを目指す方法もあります。

時間講師の主な仕事内容としては、

  • 教室の清掃
  • 自転車整理
  • 生徒の出迎え、見送り
  • 授業
  • 授業報告書の作成 専任講師への授業報告
  • ちょっとしたテストの作成

こんな感じでしょうか、基本的に重要な責任ある仕事はまわってきませんのでご安心を。

アルバイトで更なる時給アップを目指す方法

時間講師アルバイトの時給について

時給が高い理由

コンビニのレジ打ちや、マクドナルドの接客等一般的な仕事より学習塾の時給は少し高いのが一般的です。何故高いのでしょう。これにはいくつか理由があります。

理由その1.塾講師は誰もが出来る仕事ではないから

まず、他の仕事と違い、絶対的に必要なものがあります。それは『学力』です。塾の先生になるためには、生徒を教えられる学力がなければ成立しません。『高い学力』を得るためには努力が必要ですし、そのためには塾に行ったり、本を買ったり、自己投資を続けてきていると考えます。ですからその対価として時給が高くなります。

理由その2.稼げる時間が少ないから

アルバイトの塾での授業時間(時給が発生する時間)は1日2時間程度が普通です。例えば時給が1000円ならば1日に2000円にしかなりません。これでは、800円の時給で4時間働いた方が稼げます。そのような時給では誰も塾講師なんてやってくれないので時給を上げるのです。

例えば時給が2000円ならば2時間でも4000円になります。これなら割が良いと思ってやってくれる人もいるでしょう。

ただし、最近塾講師の時給が下がってきていると言われています。(特に大手個別指導塾)理由はいくつかありますが、稼ぎたい金額をある程度念頭に置いてから塾のアルバイトは応募してみてください。

理由その3.授業以外の付帯業務が付いている場合があるから

これは、気を付けてください。塾の先生は、その日に来た生徒をただ教えれば良いというものではありません。生徒からしたら、専任講師も学生講師もなんら変わらない『1人の先生』です。

やはり、生徒を『満足させて成績を上げる』ことが重要になります。そのためには、受け持っている生徒の学校の過去の定期テストの問題を見たり、授業中の様子や宿題などを専任講師に伝える義務も生じてきます。それらの時間は授業が終わった後や授業前になることがほとんどです。そしてそのような時間には時給が発生しないこともある(時給に含まれる)ので注意してください。

また、授業前後の教室の清掃なども頼まれることがあります。塾によっても異なりますが、どこからどこまでが時給に含まれるのかは予め確認をした方が良いと思います。

授業時間以外の付帯業務でも時給が発生するような塾は良い塾だと思いますがなかなか無いかもしれません。

アルバイトで更なる時給アップを目指す方法

アルバイトで更なる時給アップを目指すなら次の方法がおすすめです。

1.人気講師になる

生徒から絶大な人気を得ることが出来れば、新たな生徒の獲得にもつながるため、塾としては時給を上げて何としても続けてもらいたいと考えるはずです。

すぐに人気講師になることは難しいので時間はかかると思いますが、分かりやすく、面白い、そして成績が上がる授業を心掛けながら日々努力をしていけば可能性はあります。

2.集団授業の塾に挑戦する

時給は個別塾より集団授業塾の方が高い傾向にあります。集団授業塾は、単純に、ある程度の人数の生徒をまとめて指導するので、当たり前ですが時給が高い傾向にあります。

しかし、その分、個別塾より集団授業塾のほうが最初の研修が大変だったりします。 多くの大手学習塾には模擬授業という制度があり、授業改善のために専任講師の前で授業を披露してダメだしを受けたりします。ボロクソ言われたりしますのでメンタルが強い人は是非挑戦してみてください。

3.中学受験や難関校受験専門の塾を探す

中学受験や難関校を志望している生徒に対しては、誰でも授業が出来るというわけではありません。やはり、『高い学力と指導法』が求められます。その分、時給も高い傾向があります。特に家庭教師などは破格の場合もありますので探してみると良いと思います。

あと、裏技の一つとして、家庭教師をやる際は最初は大手の会社に登録したりするのですが、評判が良くなると近所で口コミで広がり、ママ友さんたちが仕事を紹介してくれたりします。その時に会社を通さずに個人で家庭教師の約束を取ることが出来れば時給はグンとアップします。

ただこれは、会社の規約違反になるかもしれないので注意してください。

ちなみに私は上記の方法で中学受験の家庭教師を時給1万円でやっていた時期もあります。ただ、プレッシャーは半端なかったですがw

・最後に

いかがでしたでしょうか。

塾の先生の仕事は教えるだけじゃないということが少し分かっていただけたらと思います。塾もサービス業ですから、顧客満足度を上げていかなければなりません。そのためにはアルバイトの時間講師も含めてサービスの充実を図る必要があります。

各家庭が塾に支払う費用も決して小さい額ではありません。時給が高いということはお客様がそれだけたくさんの費用を払っているということになります。言い換えればそれだけ期待されているということになります。

その期待を裏切らないように、私はいつも上記を念頭に置きながら塾経営をしています。

今後も塾情報を少しずつ量産していきます。是非ブックマークをお願いいたします。

では、また。

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