勉強のやる気が出ない時の対処法

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みなさん、こんにちは。みなちかです。

塾生の保護者の皆さんと面談をする機会が年に何回かあるのですが、必ずと言って良いほど、よく話題になることがあります。

塾生の母親
塾生の母親

先生、こんにちは。うちの子がテスト前だというのに家で全然勉強しないんですよ。家でゴロゴロしてるか、ゲームやスマホばっかりいじってるんです!

もう、どうしたらいいですかねー。

みなちか
みなちか

こんにちは。なるほど、わかりました。

では、さっそく一緒に解決策を考えてみましょうか。

テストが近いのに勉強もせず、遊んでばかりいるお子さんを見ると、保護者の皆さんは、すぐカッとなって『勉強しなさい!!!!』とお子さんを一喝してしまいます。…よね?お気持ちはよく分かります。でも、それって、その時は解消されるけど、毎回テストが近づくとそうなりません?

テストの度に、イライラしていたのでは無駄に血圧が上がったりするので健康にも良くないですよねw

ということで、受験のプロがその悩みにズバリと回答します!

勉強のやる気が出ない時の対処法

その1.勉強する環境面を考えてみる。

例えば、『勉強しなさい』と言ったところで、小さいお子さんがガチャガチャとうるさくて集中できない環境にあるなど、環境面をまずは探ってみましょう。

【家で勉強できない原因 環境編】チェックリスト

  1. 自分の部屋が汚い。(どこに何が置いてあるのかもわからない)
  2. 漫画、ゲーム、スマホ、PCなどの気が散る道具が近くにある。
  3. 長時間座り続けるにはしんどい椅子である。(コレ意外に大事)
  4. 机の上に物がありすぎて勉強スペースが無い。
  5. 小さい子やペットなどの他の音で気が散る。

上記1つでも当てはまれば、まずはそこを改善するべきです。整理整頓された、きれいな部屋で冷たいアイスティーを飲みながらちょっとおしゃれに勉強している自分を想像してみると、ちょっとイイ感じしませんか?

勉強は、まずは環境作りが大切です。テスト期間中は勉強に関係の無い道具は必ず手の届かないところに封印するという徹底管理が好結果を生み出します。

その2.目標をきちんと定め、計画を立てる。

家庭学習をするためには目標や計画が絶対に必要です。

目標や計画を立てるといっても、細かく時間をかけて計画を立てたところで、中々うまくいきませんので、目標はなるべくシンプルに『今日はここまでを必ず終わらせる』くらいで良いと思います。

中学生や高校生ならば最低でもテスト2週間前から目標や計画を立てましょう。

家庭学習の場合は『1日〇時間勉強する』と決めるより『各教科のテキストを〇ページまで進ませる』といった目標の方が効果が高いことが分かっています。

もう少し話をすると、1教科集中で勉強するのではなく、いくつかの教科を並行して勉強するようにすると効果が高いこともわかっています。

各教科の目標点数も自分なりに出して、机の上にでも貼っておくのも良いでしょう。

その3.目標を定めたら家族ぐるみで協力する

保護者の皆さんが

『テストは子供自身が受けるのだから、子供に任せて、子供が自分でやるのが当たり前』

と思っていてはそもそも、ダメなんです。

それですと、『俺の気持ちも知らないで…ばっかやろー!』なんていうことになってお子さんが夕日に向かってダッシュしに行ってしまうかもしれませんw

少なくとも私は塾生達に対してそうは思っていません。

『あんたはそれが仕事だろ!』という声も聞こえてきそうですが、

『テストまでの準備と目標を塾生達と共有する』ことで信頼が生まれます。

信頼が生まれればちょっと言えばやるようになります。(ちょっとは言わんといかんです…)

それは家庭においても同様です。

テストまでの準備をお子さん達と共有して、 協力してあげてください。『勉強を教えてあげる』ということは今回は協力に含めません。勉強を教えることによって親子関係がより円滑になるようでしたら教えてあげても良いと思います。

【家族みんなが協力できること】

  • テストがいつなのか知ってあげる。(これが最も重要)
  • テスト2週間前からは協力体制に入る。
  • 勉強しているときには応援してあげる。

【母親が協力できること 】

  • 課題がすべて終了したら大好物の料理を作ってあげる。
  • たまに軽い夜食やおやつを作ってあげる。
  • お子さんが勉強しているときはなるべく家事をやる。(家の仕事をお母さんも一生懸命やっているんだよとアピール)小さい子がいる場合は、静かに遊んであげる。

【父親が協力できること 】

  • お子さんが勉強しているときはなるべく新聞や本を読む。(父親も勉強している姿を見せる)
  • 仕事の大変さや今やっている勉強が必ず将来の役に立つことを話してあげる。
  • 『お前ならできる』と勇気づけてあげる。

【兄弟姉妹が協力できること】

  • なるべく邪魔をしないように気を使ってあげる。
  • 教えられるところがあるならば教えてあげる。

上に書いたこと以外でも家庭によっては他にも協力できることがあると思います。是非探してみてください。過去記事でも似たようなことを書いたものがあったので参考までに貼っておきます。

最後に

ここまでやっても家では勉強が一向にはかどらない場合があるかもしれません。そういう場合は、塾や学校の自習室などを利用すると良いでしょう。その場合は家族が協力できることはほとんどありませんが、塾にいる場合などは塾の先生が管理しているはずですから任せましょう。

しかし、私の経験上上記を提案して、改善された例もいくつも存在します。やったことがなければ試してみてはいかがかなと思います。

『友達と一緒に○○で勉強する』というのは効果が低いことも証明されているのでご注意。やはりほとんどが最終的には遊びになってしまうんですよね。

今日はこの辺で。

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今日の記事が何かの役に立てばうれしいです^^

では、また。

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