敬語の使い方を超わかりやすく解説

martaposemuckelによるPixabayからの画像教育・学習

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みなさん、こんにちは。みなちかです。

『敬語』って厄介ですよね。大人になって敬語の使い方が下手だと、公式の場面なんかでは、いざという時恥ずかしい思いをすることになります。

しかし、私達日本人は正直あまり敬語を意識しながら生活をしていませんね。

何故でしょう?

答えは丁寧語にあります。『です・ます・ございます』という丁寧語は様々な場面で使用できる魔法の言葉です。丁寧語さえ使えれば、日常生活ではほぼ困りませんよね。

しかし、残念ながら困らなければ使わなくてもいい。という法則にはなりません。

今回は『敬語』にスポットを当てて記事を書いてみたいと思います。本当に基礎だけですが、記事を読み終わった時に『敬語何となくわかった気がする!』という声が聞ければ嬉しいです^^ 

敬語の使い方を超わかりやすく解説

1.敬語の特性を考える

なぜ敬語が必要なのでしょうか?

それは、『書き言葉と話し言葉』の関係に似ています。

『ちゃんとしなさい!』は話し言葉。『きちんとしなさい!』は書き言葉です。

『すっごいおいしい!』は話し言葉。『非常においしい!』は書き言葉です。

意味はほぼ同じなので話し言葉さえ使えれば実際は書き言葉はいらないはずですが、話し言葉の方は『ちょっと雑な言葉』というイメージがありますね。ですから、使う場面をよく考えないと周りから浮いてしまうなんてこともあります。

丁寧語と尊敬語(謙譲語)を比べた場合でも、やはり尊敬語の方が格式が高いというか、『品がある』ような話し方になります。

先生が言いました。(丁寧語)   先生がおっしゃいました。(尊敬語)

どうです?どちらがお上品な感じがしますか?

敬語は大人になれば自然とできるようになるものではありません。学校でも小学生の時から敬語は教わるのですが、私のデータだと、入塾したばかりの小・中学生のおよそ98%以上が『敬語は苦手、全然わからない』と言いきります。

敬語を使う機会はあるはずなのですが、そもそも理解していないので使えないわけです。(英語学習でもそうですが、言葉の学習は理解した後に、使いながら覚え、定着させることが最も効果的です。)

ちょっと脱線しましたが、まとめると、『敬語が上手に使えることで、相手に、自分が上品(知的)であるとアピールできる効果がある』と言えます。

ビジネスなんかでは大事ですよね。

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2.一般的な尊敬語と謙譲語の説明

色々なテキストやネットの情報を見ると、どの説明欄にも

尊敬語 …  相手の動作や状態を、自分の上位に置くように表現する語

謙譲語 …  へりくだった言葉を使うことで、相手に対する敬意を表す働きをする語。

みたいに書いてあるんですよね。 

『これで解決、超簡単に敬語がわかる!(仮題)』みたいな本のタイトルなのに、1ページ目から上のような文が書いてあって『はぁ?』ってなりました。

勉強する側からしたら、 へりくだるって何? どこを下るの??  

まずは『へりくだる』をググるところからスタートしないといけません。

3.みなちか流 尊敬語と謙譲語の使用例(基礎)

今回は、ここが書きたくて記事を書きました。

私の教え方ですが、いつものように上のような文章は一切使いません。ムダ。

実はたった1つの重要ポイントで丸わかりできちゃうんです!!

重要ポイントコレだけ

⇒ その文の中で話をしている人または行動している人は誰ですか?

A. 先生や社長など 自分より目上の他人 ⇒ 尊敬語を使います

B. 自分や自分の身内 ⇒ 謙譲語を使います

問題を出します。

Q次の̠̠青字部分を尊敬語か謙譲語を使って書き換えなさい

①先生が学校に行く    ②先生のところに私が行く

『行く』の尊敬語は『いらっしゃる』謙譲語は『参る』です。これは暗記する必要があります。 

では、どちらを使うか?  簡単です。

その文の中で話をしている人または行動している人 が誰なのか

①は行動しているのが先生なので尊敬語を使います。

 解答⇒先生が学校にいらっしゃる

②は行動しているのが私なので謙譲語を使います。

 解答⇒先生のところに私が参る

簡単ですよね?たったこれだけです。でも、これ多分ですけど、こういう風にわかりやすくはどこにも書いてないと思います。

では、もう一つやってみましょうか。

①父がその写真を見た。    ②社長がその写真を見た

『見る』の尊敬語は『ご覧になる』謙譲語は『拝見する』です。 これは暗記する必要が(ry

① は行動しているのが父(身内)なので謙譲語を使います。

解答⇒父 がその写真を拝見した。 

②は 行動しているのが先生なので尊敬語を使います。

解答⇒社長がその写真をご覧になった

仕組みが少し分かれば後は練習あるのみです。色々な問題に挑戦してみましょう。

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4.その他注意すべきこと

①社長の話を聞く。   ②社長に手紙を書く。

接頭語の問題です。上の2つの『』ですが種類が違います。

①は尊敬語で②は謙譲語です。何故かというと…勘のいい人ならばもう分かりますね。

①のお話は社長の行動なので尊敬語です。②のお手紙を書くのは私なので謙譲語です。

どうです?何となくわかってきたのではないでしょうか?

『 その文の中で話をしている人または行動している人は誰ですか?』

いつでもこれを念頭に置いてみてください。

敬語には他にも書くことがいっぱいありますが、ここが分かればおそらくどの参考書や記事を見ても前よりは分かるところが多いと思います。

今日の記事が何かの役に立てばうれしいです^^

では、また。

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