みなさん、こんにちは。みなちかです。
今回は、『最新版 小学生/中学生用 学習塾を選ぶ際注意すべきポイントベスト10(初心者目線)』を書いていきたいと思います。特に『初めて塾を選ぶ時にどんなことに気を付けるべきか、自分にとって最適な塾はどういうものなのか』という疑問に対して、最適解になるように、1つ1つの項目をなるべくコンパクトにまとめて、重要ポイントだけを網羅する形にしていきたいと思います。最後まで是非ご覧ください。
もくじ
学習塾を選ぶ際注意すべきポイントベスト10
第1位 塾の代表的なタイプを知る
塾には色々なタイプがありますが、代表的な『少人数集団授業タイプ 』と『 個別授業タイプ 』の2つについて、良いところと悪いところ及びどんなタイプの生徒が合うのかを書いていきたいと思います。
①少人数集団授業タイプ
【良いところ】
- 比較的月謝が安い
- 人数が多いので活気がある
- 飽きずに面白い授業が期待できる
- 授業が上手なベテランの先生と出会える確率は一番高い
【悪いところ】
- 学校のように集団授業で教えているため先生の授業が優先される
- 授業中の質問はなかなかし辛い
- 人が多いので関係のない話が出たり、うるさい場合もある
- 性格がおとなしめの生徒、および習熟度(学力)が著しく低い生徒にはあまり合わない
②個別授業タイプ
【良いところ】
- 1対1や1対3(先生1人に対し生徒3人まで)などの形態が主流
- 個別で授業を教えてもらえるので、自分に合わせた授業が出来る
- どんなに 習熟度(学力)が 低くても対応可能
- 人の目をあまり気にせず学習できる、比較的塾内は静か
- 性格がおとなしく自分からはなかなか質問できない生徒も問題なく授業可能
【悪いところ】
- とにかく月謝が高い。5教科フルでコマを取ると月謝10万円を超えることもよくある。
- 入試情報をあまりよく知らない大学生が担当講師としてつく場合が多い
- 年が近い先生と仲良くなりすぎて先生を友達のように感じてしまうこともある
- 中3の女子や高校生の場合は上記が恋愛に発展したりして問題になるケースもある
- 先生と色んな意味で距離が近すぎるということがなにより問題
第2位 自宅から塾までの距離と時間
もちろん『近ければ近いほど良い』と思います。
仮に子供1人で塾に行くならばまず考えなければいけないのが安全面です。日本は安全な国と言われていますが、それでも昔に比べて物騒になった部分もあります。塾は学校が終わった後に通う場所で、特に中学生の場合は夜10時近くまで塾にいる場合も考えられます。帰りが遅くなればそれだけ次の日に響くこともあり得ます。
また、塾という場所はその日1日だけ行く場所ではなく、基本的に学校のように『通い続ける』ことになります。通い続けるならば近いに越したことはありません。学年が上がるにつれて塾に通う頻度も上がってきますので後々遠いと面倒になったりする場合があります。
保護者の送り迎えも最初はできていたけど、生活の変化により後で送り迎えが出来なくなることもしばしばあります。ですから、塾を決める際は『送り迎えが出来なくなった時にどうするか』ということも念頭に入れておくと良いでしょう。
第3位 必ず『1番苦手な科目』の体験授業を受けてみる
体験授業は大手の学習塾に限らず、どこの塾でもやっていると思います。無料のところがほとんどですが、中には有料のところもあります。
体験授業は『行ける時に行く』のではなく、しっかり予定を立てて、『必ず1番苦手な科目の授業』を受けてください。勿論、苦手な科目の授業だけでなく得意な科目の授業も受けてもらって構いませんが、塾によっては、体験授業は1日(1科目)しか受けられない場合があるからです。その際、優先すべきは、1番苦手な科目になります。
塾に行く理由の1つは、苦手科目の克服だと思いますので、その授業が自分に合わないのであればその塾に通うことは難しいかもしれません。
第4位 友達がいるかどうかは関係無い
○○君も通っている塾とか、生徒は『誰が通っているかを重視しがち』です。しかし、現代の学習塾においては友達は正直必要ありません。
一昔前の学習塾は生徒と先生が一緒に休み時間にトランプをしたり塾に半分遊びに来ている生徒も多かった(勿論学力はあまり伸びません)のですが、最近の塾は結果にコミットしていかなければ生き残れないので、昔に比べてしっかりと学習することに特化している塾が増えてきました。
『塾は遊びに来る場所ではない』という、当たり前なのですが、ある意味厳格な雰囲気が生徒の学力を上げる要因の1つになっています。学習塾は友達に会いに行く場所ではなく『勉強をして、自分を高めるところ』という意識を持つことが現代では重要です。
自分が『ここはいいな』と感じた場所ならば誰がいようといまいと関係ないのです。
ただ、危険な夜道のため、友達と塾に一緒に通う場合も考えられます。それは、それで仕方ないとは思いますが、友達と通うことはメリットだけでなくリスクもあるので注意が必要です。
よくある例ですが、最初は友達同士仲良く同じ塾に通います。しかし、一方がグングン学力が伸びて、もう一方があまり伸びないという場合が出てきます。
その際、伸びていない生徒は塾を変えるなりしたいのですが『2人で通っている』ということが足かせになり、自由に動けなくなる場合があります。これがリスクの一例です。他にも、仲が良かったけどちょっとしたことでけんかになって仲が悪くなったとか、小・中学生は頻繁にそういうことが起こります。
ですから現代の塾において、友達がいるかどうかは関係ないのです。
第5位 宿題の量とペナルティーの確認を
学習塾に通うだけでは残念ながら学力は絶対に上がりません。特に、『宿題の無い塾』ということを売りにしている学習塾もありますが、私から言わせれば詐欺以外の何ものでもありません。自己学習(家庭学習など)なくして成績の上昇などあり得ないのですから。
しかし、逆に宿題を大量に出す学習塾も考え物です。宿題はたくさんやればよいというものではな決してありません。
教えることが下手な先生、入試や定期テストの分析をあまりしていない若い先生ほど大量の宿題を出す傾向があります。単純に出題されるポイントがわからないので、範囲全部を網羅しようとすると宿題の量が上がります。当然ですね。
しかし、分析をしっかりすれば『ここだけをしっかりと何回もやろう』という風に宿題を絞ることが可能です。そういう先生が多くいる塾がいい塾だと言えます。
『適度なやり切れる宿題を毎日しっかりと出してくれるかどうか』そしてしっかりチェックしてくれるかどうかがポイントです。『必ず宿題を出してくれる塾』を選ぶ理由は簡単です。生徒達は課題が出なければ勉強なんてしないからです。そこだけはどうやら、昔も今も変わりませんねw
宿題をやってこなかった時のペナルティーもできたら聞いておきましょう。中には宿題が3倍になったり、夜12時まで居残りだったり、『えっ』と思ってしまうペナルティーがあったりします。
ただ、それなりに厳しいペナルティーがあったほうが成績は上がるようです。『嫌だけど仕方ない。我慢できる』レベルのペナルティーならば、あったほうが良いと思います。
第6位 難関校志望でなければ駅前には近づかない
駅前にはたくさんの大手学習塾があります。早稲田や慶応をはじめ難関校合格者が広告を煌びやかにしています。すごく、実績がよさそうでハイセンスな感じがしますし、あこがれて自分も!ってなりそうですがちょっと待ってください。
みなさんは、なぜ大手の学習塾が駅前にあるのかをご存知でしょうか?実は大きな理由が3つあります。
理由その① 広告塔としての存在。
特にターミナル駅はたくさんの人が利用しますのでそこに塾があること自体、広告の役割を果たしています。
理由その② 駅を利用する学生達をターゲットにする。
駅を利用する学生というのは、小・中学生で言えばほぼ、一貫校に通う生徒達です。一貫校に通う生徒達は受験をすでに経験をしている生徒達ですから、基礎能力も高く、勉強に対して意識が高い生徒が多いことがあげられます。その生徒達をターゲットにすることによって塾のベースを高め、上位の高校や大学へ合格者を出すことが出来ます。
理由その③ 駅前にある大手学習塾という安心感を与える。
人間というのは不思議なもので『誰もが知っている』=『安心』になりうるんですよね。駅前に大きな看板を出している=安心な塾だということになります。人はまずは外見から判断します。中身がわからなくても大手なら安心というちょっと考えたらおかしな法則が成り立ちます。
もちろん細かい理由はほかにもありますが、上記を見ていただければわかる通り、
『駅前の塾というのはもともと一般の小・中学校をターゲットにして作っているわけではありません』
ですから駅前の塾に行ったとしても、たくさんの小学校や中学校の寄せ集めになるので、自分の学校の対策をやってくれるわけでもなく、ただ淡々と決められたカリキュラムが進んでいくだけです。
よって、学校の成績をまずは上げたいと思うのであれば駅前の塾は論外と言う他ありません。ただし、早稲田や慶応といった上位校を目指すのであれば駅前も良いでしょう。そのような上位校を目指すのであれば、学校の対策は必要ないので、ライバルが集まる場所に自らを置き、高めていくべきです。
もう一つ駅前がダメな理由は『繁華街』ですね。塾が終わって遊んで帰ってくるようになってしまうと手が付けられなくなる場合もあります。非行に進まないためにも夜遊びしそうな環境には子供を近づけない方が良いと思います。
第7位 勉強のやり方をきちんと教えてくれる塾を選ぶ
塾は授業も大切ですが勉強のやり方をきちんと教えてくれるかどうかも大切な判断基準になります。教え方が上手な先生は勉強のやり方も上手に教えてくれることが多いので聞いてみると良いでしょう。
勉強のやり方を聞くポイントとしては
- 毎日の勉強の仕方
- 苦手科目の勉強の仕方
- 得意科目の勉強の仕方
の3つを聞いてみると良いと思います。勉強のやり方に関しては私も記事を書いているので参考にしてもらえればと思います。得意科目に関してはアドバイスを受けることでさらに得意になる可能性があるので聞いてみてください。 参考記事 ↓
第8位 定期テスト対策や各種補習授業
特に中学生の場合は定期テストや実力テストなどの対策授業が重要になってきます。対策授業は無料でたくさんやってくれるところが勿論ベストです。有料のところもかなりありますので入る前に確認しておきましょう。
ちなみに私の塾では土日2日間で中2生ならば合計12時間くらい、中3生ならば合計20時間くらい中学校ごとにテスト対策を行っています。勿論無料です。
基準としては土・日に1科目につき最低3時間程度の対策授業があるとベターかなと思います
第9位 初回にかかる費用
学習塾は初回にどうしても費用がかかります。
入塾金や教材費や冷暖房費などの維持費そして授業料とどうしても高額になります。チョコレートを1つ買うのとはわけが違います。初回にかかる費用は入塾の月によって替わりますが費用が安くなる一応のねらい目の月があります。以下参考までに載せておきます。
◎3月・春期 1年の中で1番ねらい目の月。塾としては卒業生がいなくなるタイミングなので、早めに次の年代の生徒を確保したいがために費用をドンと安くする傾向があります。
〇7月 夏期講習に向けて生徒が欲しい時期なので受講料等を安くするケースがあります。
〇9月 2学期生を確保するために受講料等を安くするケースがあります。
〇12月~2月 塾によりけりですが早めに生徒が欲しい大手塾はキャンペーンをやる場合もあります。
ということで9月を逃すと冬くらいまで大きなキャンペーンはほぼないので塾を考えている方は時期を見てお早めに体験授業に行ってみましょう。
第10位 体験授業は最低2つ~3つ受け、入塾は即決ではなく2日間程度はじっくり考える
タイトルの通りなのですが、『即決で決めない』ということが大事です。払うお金も大金になるはずですし、何よりもこの先ずっと通うことになるのです。いくつかの塾でしっかり授業を受けて、家族とよく話し合いをしたうえで決めてください。
保護者の方は初期費用が出せる範囲で子供に体験授業をやらせてあげてほしいと思います。これはとても重要なことで、例えば実際にあったケースでお話しします。
ある子供が友達と体験授業をいくつか受けてきて、いよいよ塾を決めるとなった時に子供が親に対して『個別指導の〇〇』が良いと伝えます。
子供がどこの塾に体験に行ったのか知らなかった親御さんが『個別はお金がかかるから無理』と言ってしまったのです。子供はそれまでせっかくやる気になったのに『じゃあもういい』と言ってそれ以来一切勉強しなくなってしまった。
ということがありました。親御さんが最初から行っても良いという候補を出しておくこと、またどこに体験授業に行くのかを予め知っておくこともとても重要なことなのです。
最後に
いかがでしたでしょうか。皆さんが学習塾を決める時のヒントになってくれれば幸いです。今日はページの都合で高校生のことはほぼ触れていませんが機会があれば高校生向けにも記事を書いてみたいと思います。
みなさんが良い塾に入って学力が上がることを楽しみにしています。
これを読んで良い結果がでたら是非教えてください!励みになります。
今日の記事が何かの 何かの役に立てばうれしいです^^
では、また。
コメント 【記事に対してのご感想をお待ちしております。】